ベースライン
ベースライン:基準計画/基準値
あるものの時間的経過を伴う変化を観測するとき、変化や実験効果の有無を判定する基準となる値のこと。
観測データ(変化後の観測値)の比較対象として設定されるデータで、通常は事前(変化の要因となる措置や処遇の行う前)に得られた観測データが用いられる。
分野・用途によって、一定の期間の推移データを利用したり、統計的代表値を使ったりする。
プロジェクトマネジメントでは、プロジェクトにおいてプロジェクトオーナー(決裁者・顧客)あるいはプロジェクトマネージャの承認を得る。
プロジェクトマネジメントを行う場合、最初にスコープ、スケジュール、コストなどに関する計画(初期計画)を策定するが、その計画のままでプロジェクトが完了することはほどんどない。
これらの計画はプロジェクトの状況変化に応じて、オーナーの承認を得ながら、常に最新のものに更新される。
このようにプロジェクトの進ちょくに従って変更され、具体的に実施が予定されている計画で、「現在の計画」を示すものがベースラインである。
スコープベースライン、スケジュールベースライン、コストベースラインがあり、それぞれプロジェクトが正しく進ちょくしているのかを測定する基準として活用される。
EVMS (注) では、金額換算した達成予定価をベースラインとして、現実の達成価値と比較してプロジェクトの進ちょくを評価する。
プロセス改善では進歩や達成を図る基準(一連の仕様や作業成果物)
CMMIでは構成ベースライン、成果物ベースラインがある。
(注)EVMS:earned value management system / EVM / 出来高管理システム/ アーンドバリュー・マネジメントシステム
スコープベースライン
スケジュールベースライン
コストベースライン
ITSMベースライン
パフォーマンスベースライン構成管理ベースライン
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