CMMI (∋ テーラリング:プロセスとして)
capability maturity model integration / SEI CMMI / 能力成熟度モデル統合 / CMM統合
CMMIモデルのプロセス領域 ∋ キープロセス、フォーカス、プロセス →「ソフトウェア能力成熟度モデル」(SW-CMM)、「システムエンジニアリング成熟度モデル」(EIA/IS 731)、「統合成果物開発成熟度モデル」(IPD- CMM)
各プロセス領域には、固有ゴールと共通ゴールがあり、固有ゴールには固有プラクティスが、共通ゴールには共通プラクティスが設定
→①段階表現と②連続表現
①段階表現は「成熟度」(maturity)の概念を用いて、組織を5段階の成熟度レベルで診断する。そのレベルに応じて改善活動(プロセス領域)を順序に従って実施する。 ある成熟度レベルを達成するには定められたプロセス領域の活動を省略することなく行うことが求められる。
高い成熟度レベルの組織になるためには、下位レベルを必ず確立してからでなければならず、改善活動をどこから手を付けてよいか分からない組織にとって適したアプローチである。
②連続表現は「能力」(capability)という概念を中核に据え、選択したプロセス領域ごとにベースライン(注 を設定して改善活動の結果を測定、達成された能力に評点を与えて可視化して、改善サイクルを回す。
このとき、能力値は組織にではなく、プロセス領域に対して付与される。
どのプロセス領域に焦点を当てるかは、その組織の必要・目的に応じて柔軟に選ぶことが許され、各プロセス領域には依存関係があるので選択に一定の制限はあるが、自由度はかなり高い。
上記の図は、「開発のためのCMMI V1.2」のプロセス領域 である。
ユーザーは原則としてどちらかの表現形式を選択して使用することになる。
この2つはプロセス改善においても評定(appraisal)においても本質的には等価な結果が得られるように設計されいる。
双方を必要に応じて並行的に使い分けることも想定されている。
注)ベースラインは下記のように様々な種類
スコープベースライン、スケジュールベースライン、コストベースライン、ITSMベースライン、パフォーマンスベースライン、構成管理ベースライン etc...
参考元:http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0710/30/news141.html
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